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用語集

影ナレ・影アナの原稿と例文|開演前〜終演までそのまま読める台本PDF|コンサート・演奏会

公開:2026年07月22日・更新:2026年10月21日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

開演前に流れる「本日はご来場いただき、誠にありがとうございます——」。あの客席から見えない場所で読まれる場内アナウンスが「影アナ」です。この記事では、ライブハウス・自主企画でそのまま読める影アナの原稿・例文を、開場中・開演5分前・開演直前・転換中・終演・規制退場・物販案内の場面別に対バン形式とワンマンで書き分けて掲載しています。コンサート・演奏会・発表会(吹奏楽・合唱・ピアノ)で使うホール版も、1ベル・本ベル・休憩・花束の受付まで別にまとめました(読み上げ秒数の目安つき・A4 PDFも無料配布)。あわせて、注意事項の定型文パーツ、字数から秒数を出す早見表、影アナの意味と影ナレ・MCとの違い、生読みと録音の使い分け、進行表への書き方まで、出演者・主催者目線で解説します。

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結論:影アナとは「客席から見えない場所で読む場内アナウンス」

影アナ(かげアナ)とは、正式には「影アナウンス」。舞台袖や調整室など、客席から見えない場所からマイクで読み上げる場内アナウンスのことです。開演前の「携帯電話の電源をお切りください」といった諸注意や、開演・休憩・終演の案内が代表例です。

「影」は姿を見せないという意味。アナウンサーや司会者がステージに立って話すのではなく、声だけを客席に届けることから、こう呼ばれます。ライブハウス・ホール公演・演劇・発表会・式典まで、お客様を入れる催しのほぼすべてで使われる用語です。

ホールや演奏会では「開演前アナウンス」「場内アナウンス」と呼ぶことも多く、公共ホールが配る原稿では「陰アナウンス」「カゲアナウンス」と書かれていることもあります。どれも同じものを指します。舞台に立って話す司会は含みません。

📝 原稿がすぐ必要な方へ:この下の場面別の原稿テンプレートは、〔 〕を自分の公演に置き換えればそのまま読めます(対バン/ワンマン別・読み上げ秒数つき)。コンサート・演奏会・発表会はホール版の原稿へ。印刷用のA4 PDFも無料で配布しています。
💡 基本はその場の生読み。録音済み音源を流す会場・公演もありますが、開演押しなどの状況に合わせて文言を変えられるため、舞台袖や調整室で原稿をその場で読むケースが多数派です。

そのまま読める影アナ原稿テンプレート(場面別・対バン/ワンマン)

ライブハウスの自主企画・対バンイベント・ワンマンで、主催側が影アナを用意するときの原稿です。公共ホールが配布している原稿は「客席内での飲食禁止」「着席」「幕間の休憩」が前提のホール仕様で、スタンディングのライブハウスにはそのまま使えません。ここでは対バン形式(転換あり・出演者ごとの物販あり)とワンマン(公演名・規制退場・特典会)で書き分け、各原稿に読み上げの字数と秒数(1分300字換算)を付けました。〔 〕の部分を自分の公演に置き換えてください。着席のホールで開く演奏会・発表会は、この下のホール版を使ってください。

場面読むタイミング目安(形式別)
開場中(開演15分前)開場して客入れが落ち着いたころ。BGMを少し下げて読む対バン 約35秒/ワンマン 約30秒
開演5分前(注意事項)開演の5分30秒前から読み始め、4分前に読み終わる。会場の規定文言があれば優先対バン 約50秒/ワンマン 約50秒
開演直前(まもなく開演)開演の1分前。読み終わったらBGMダウン→暗転→SE。15秒以内に短く対バン 約10秒/ワンマン 約5秒
開演が押したとき定刻の1〜2分前に、遅れが確定した時点で読む。理由は短く、謝罪は一度だけ約15秒(共通)
転換中(対バン形式のみ)前の出演者の演奏が終わり、BGMが上がった直後。転換の残り時間が読めているとき約20秒(対バンのみ)
休憩(幕間)2部制・発表会形式のとき。休憩に入るときと、再開5分前の2回約15秒(共通)
終演最後の出演者(アンコール)が終わり、客電が上がってBGMが流れた直後対バン 約30秒/ワンマン 約30秒
終演(規制退場があるとき)終演アナウンスに続けて。ブロックの呼び出しは進行を見ながら生読み約30秒(共通)
物販・特典会の案内開場中に1回、終演直後に1回。長くしない(15〜20秒)対バン 約15秒/ワンマン 約15秒
⚠️ 会場の規定原稿が最優先。非常口・避難誘導の文言は会場ごとに決まりがあります。自作原稿を使う場合も、必ず事前に会場スタッフへ確認してもらいましょう。

開場中(開演15分前)

読むタイミング:開場して客入れが落ち着いたころ。BGMを少し下げて読む

対バン・イベント形式|約163字・約35秒

「本日は「〔イベント名〕」にご来場いただき、誠にありがとうございます。本日は〔◯〕組のアーティストが出演いたします。開演は〔◯時◯分〕を予定しております。各出演者の物販は〔場所〕にて、開演前から行っております。お荷物はロッカーまたはクロークをご利用のうえ、お飲み物はドリンクカウンターにてお引き換えください。開演まで、今しばらくお待ちください。」

ワンマン|約157字・約30秒

「本日は「〔アーティスト名〕 ワンマンライブ『〔公演名〕』」にご来場いただき、誠にありがとうございます。開演は〔◯時◯分〕を予定しております。オフィシャルグッズは〔場所〕にて販売中です。開演後は販売を一時中断いたしますので、お早めにお求めください。お荷物はロッカーまたはクロークをご利用ください。開演まで、今しばらくお待ちください。」

💡 対バンは「何組出るか」「物販はどこか」、ワンマンは「公演名を正確に」「グッズは開演前に」が要点。注意事項はまだ読まず、開演5分前にまとめて読むと聞き流されにくい。

開演5分前(注意事項)

読むタイミング:開演の5分30秒前から読み始め、4分前に読み終わる。会場の規定文言があれば優先

対バン・イベント形式|約259字・約50秒

「まもなく開演のお時間です。開演に先立ちまして、お客様にお願い申し上げます。会場内での録音・録画、および許可のない撮影は固くお断りいたします。携帯電話・スマートフォンは、電源をお切りいただくか、マナーモードに設定してください。会場内は禁煙です。喫煙は所定の場所でお願いいたします。ステージ前方では、押し合いなど、周囲のお客様のご迷惑となる行為はおやめください。ご気分がすぐれない場合は、無理をせず、お近くのスタッフにお声がけください。また、非常口の位置を今一度ご確認ください。本日は最後まで、ごゆっくりお楽しみください。」

ワンマン|約246字・約50秒

「まもなく開演でございます。開演に先立ちまして、お客様にお願い申し上げます。本公演では、写真・動画の撮影、および録音を禁止しております。携帯電話・スマートフォンは電源をお切りいただくか、マナーモードに設定し、演奏中のご使用はお控えください。会場内での喫煙、ステージ前方での押し合い、モッシュ・ダイブなどの危険な行為は固くお断りいたします。ご気分がすぐれない場合は、無理をせず、お近くのスタッフまでお申し出ください。非常口の位置を今一度ご確認ください。それでは、開演まで今しばらくお待ちください。」

💡 撮影OKの公演は「本公演は演奏中のスマートフォンでの写真撮影を許可しております。フラッシュ・動画の撮影・録音はご遠慮ください」に差し替える(下のパーツ集参照)。ライブハウスは飲食OKが多いので、ホール原稿の「客席内での飲食はご遠慮ください」は読まない。

開演直前(まもなく開演)

読むタイミング:開演の1分前。読み終わったらBGMダウン→暗転→SE。15秒以内に短く

対バン・イベント形式|約51字・約10秒

「大変お待たせいたしました。まもなく開演です。トップバッターは「〔出演者名〕」。盛大な拍手でお迎えください。」

ワンマン|約22字・約5秒

「大変お待たせいたしました。まもなく開演です。」

💡 対バンで出演者名を読むかは主催の演出次第。SE(出囃子)で登場するバンドは、影アナで名前を呼ばれると登場の驚きが薄れるので、事前に出演者へ確認しておく。

開演が押したとき

読むタイミング:定刻の1〜2分前に、遅れが確定した時点で読む。理由は短く、謝罪は一度だけ

共通(対バン・ワンマン)|約70字・約15秒

「開演時刻についてご案内いたします。機材調整のため、開演を〔◯〕分ほど遅らせていただきます。ご迷惑をおかけいたしますが、今しばらくお待ちください。」

💡 「機材調整のため」は汎用の理由。押しが読めないときは分数を言わず「準備が整い次第、開演いたします」にする。押し・巻きの考え方は「押す」「巻き」とはの記事へ。

転換中(対バン形式のみ)

読むタイミング:前の出演者の演奏が終わり、BGMが上がった直後。転換の残り時間が読めているとき

対バン・イベント形式|約109字・約20秒

「「〔出演者名〕」の演奏でした。ありがとうございました。ただいまステージ転換中です。次の出演は「〔次の出演者名〕」、〔◯時◯分〕からを予定しております。お飲み物・お手洗いは、この時間にお済ませください。物販は〔場所〕にて行っております。」

💡 ワンマンでは不要。2部制で休憩を挟むなら下の休憩原稿を使う。押しているときは開始予定時刻を言わず「準備が整い次第」とする。

休憩(幕間)

読むタイミング:2部制・発表会形式のとき。休憩に入るときと、再開5分前の2回

共通(対バン・ワンマン)|約85字・約15秒

「ただいまより、〔◯〕分間の休憩に入ります。再開は〔◯時◯分〕を予定しております。お手洗い・お飲み物は、この休憩時間をご利用ください。再開の際は、アナウンスにてお知らせいたします。」

💡 再開5分前は「まもなく再開いたします。お席を離れているお客様は、お早めにお戻りください」の一言でよい。

終演

読むタイミング:最後の出演者(アンコール)が終わり、客電が上がってBGMが流れた直後

対バン・イベント形式|約161字・約30秒

「本日の公演は、すべて終了いたしました。ご来場、誠にありがとうございました。出演者の物販は、このあと〔◯時〕まで〔場所〕にて行っております。ぜひお立ち寄りください。お忘れ物のないよう、お足元にお気をつけてお帰りください。なお、会場周辺での長時間のお立ち止まりや、近隣のご迷惑となる行為はご遠慮ください。本日はありがとうございました。」

ワンマン|約138字・約30秒

「本日の公演は、すべて終了いたしました。ご来場、誠にありがとうございました。オフィシャルグッズは、このあとも〔◯時〕まで〔場所〕にて販売しております。お忘れ物のないよう、お足元にお気をつけてお帰りください。次回公演は〔◯月◯日〕、〔会場名〕にて開催いたします。本日は誠にありがとうございました。」

💡 「すべて終了いたしました」がアンコール待ちの手拍子を止める合図になる。もう1回アンコールをやる可能性があるなら、出演者と「終演アナウンスのきっかけ」を必ず決めておく。

終演(規制退場があるとき)

読むタイミング:終演アナウンスに続けて。ブロックの呼び出しは進行を見ながら生読み

共通(対バン・ワンマン)|約138字・約30秒

「本日の公演は、すべて終了いたしました。ただいまより、混雑緩和のため、スタッフの案内による規制退場を行います。アナウンスがあるまで、その場でお待ちください。整理番号・ブロックごとに、順番にご案内いたします。まず、〔◯◯ブロック〕のお客様からご退場ください。ご協力をお願いいたします。」

💡 続きの呼び出しは「続きまして、〔◯◯ブロック〕のお客様、ご退場ください」を繰り返す。所要時間の目安と流れは規制退場とはの記事へ。

物販・特典会の案内

読むタイミング:開場中に1回、終演直後に1回。長くしない(15〜20秒)

対バン・イベント形式|約67字・約15秒

「ご来場のお客様にご案内いたします。出演者の物販を〔場所〕にて行っております。開演後は混み合いますので、開演前のご利用をおすすめいたします。」

ワンマン|約74字・約15秒

「終演後、〔場所〕にて特典会を行います。対象商品をお持ちのお客様は、スタッフの案内に従って〔場所〕にお並びください。特典会の開始は〔◯時◯分〕を予定しております。」

💡 物販の売上は「開演前の一言」で大きく変わる。物販の準備と当日運用はライブ物販の作り方の記事へ。

演奏会・発表会の影アナ原稿(吹奏楽・合唱・ピアノ)

コンサートホールや市民ホールで開く演奏会・発表会は、ライブハウスと前提が違います。客席内では飲食できず、開演の合図は1ベル(開演5分前の予鈴)と本ベル(定刻)、途中入場は曲と曲の間だけ。終演後には花束の受け渡しやお見送りがあります。公共ホールが配っている原稿例は注意事項が中心なので、ここでは主催者側が足す場面(花束の受付・遅れて来た方への案内・撮影の差し替え)まで含めた8場面を、ホールの言い回しで用意しました。

項目ライブハウス(対バン・ワンマン)ホール(演奏会・発表会)
飲食ドリンク制で、フロアでも飲める客席内は不可。ロビー(ホワイエ)で
開演の合図BGMダウン→暗転→SE1ベル(開演5分前)→本ベル(定刻)
途中入場自由に出入りできる曲と曲の間だけ。係員が扉を開ける
撮影出演者ごとに可否が違う主催が公演全体で1つに決める
終演後物販・特典会・規制退場花束の受け渡し・お見送り・アンケート
必読の文言会場によっては少ない地震・避難誘導の文言をホールが指定
💡 この節は「客席から見えない場所で読む」アナウンスだけです。舞台に立って話す開演の挨拶・曲紹介・部長挨拶・アンコールの原稿は、定期演奏会の司会原稿・例文集にまとめています。どの行を影アナが読み、どの行を司会が読むかは、定期演奏会の進行表の「司会・影アナ」列で決めておきます。

ベルと影アナの流れ(場面一覧)

ホールでは、ベルと客電(客席の照明)が影アナのきっかけになります。1ベルが鳴ったら注意事項、本ベルが鳴り終わったら開演、という順番です。ベルを何分前に鳴らすかはホールの舞台スタッフと打ち合わせで決めます(5分前が多い)。場面名から原稿に飛べます。

場面きっかけ(ベル・客電)目安
開場中(15分前)開場10〜15分後(ベルなし)約35秒
5分前(1ベル)1ベル(予鈴)が鳴り終わったら約50秒
開演(本ベル)本ベル(定刻)→客電が落ちる約10秒
開演後のロビー開演後・ロビーだけに流す約15秒
休憩入り前半終了→客電が上がったら約20秒
休憩明け再開5分前の1ベル/2分前約15秒
花束の受付開場中に1回(注意事項とは別)約20秒
終演アンコール後→客電が上がったら約30秒
⚠️ ホールの「必ず読む部分」は差し替えない。多くの公共ホールは、地震のときの待機、避難誘導、演出で誘導灯を消すときの断り書きを、影アナに入れる文言として指定しています。打ち合わせでホールの原稿を受け取り、その部分はこの記事の文より優先してください。

開場中(開演15分前)

読むタイミング:開場から10〜15分後、客席が半分ほど埋まったころ。ロビーにも流れるようにホールの音響に頼む

演奏会・発表会|約175字・約35秒

「本日は、〔◯◯吹奏楽団 第◯回定期演奏会〕にご来場いただき、誠にありがとうございます。開演は〔◯時◯分〕、終演は〔◯時◯分〕ごろを予定しております。客席内でのご飲食はご遠慮ください。お飲み物は、ロビーでお願いいたします。また、館内は全館禁煙となっております。出演者への花束・プレゼントは、ロビーの〔受付〕にてお預かりしております。開演まで、今しばらくお待ちください。」

💡 終演予定は、帰りの電車やお迎えの時間を気にする客層(家族・年配の方)にいちばん効く一文。注意事項の本体はまだ読まず、1ベルのあとにまとめて読む。

開演5分前(1ベル・注意事項)

読むタイミング:1ベル(予鈴)が鳴り終わってから。ホールが「必ず読む」と指定した文言は省略しない

演奏会・発表会|約251字・約50秒

「まもなく開演でございます。開演に先立ちまして、お客様にお願い申し上げます。携帯電話・スマートフォン、アラーム付きの時計など、音の出る機器は、電源をお切りください。許可のない写真撮影・録音・録画は、携帯電話のカメラを含め、固くお断りいたします。演奏中の客席への出入りは、曲と曲の間にお願いいたします。小さなお子様をお連れのお客様は、周りのお客様へのご配慮をお願いいたします。強い地震が発生した場合は、ただちにお席を離れず、係員の指示をお待ちください。ロビーにおいでのお客様は、お席についてお待ちください。」

💡 多くのホールは、地震・避難誘導・誘導灯の消灯の文言を「必ず読む部分」として指定している。会場の原稿を受け取り、その部分はそのまま差し込む。撮影の可否は下の差し替え文から1つ選ぶ。

開演(本ベル)

読むタイミング:定刻。本ベルが鳴り終わり、客電が落ち始めたら。奏者入場の拍手で始める団体は読まなくてよい

演奏会・発表会|約44字・約10秒

「大変お待たせいたしました。ただいまより、〔◯◯吹奏楽団 第◯回定期演奏会〕を開演いたします。」

💡 吹奏楽の定期演奏会は、奏者が入場して1曲目を演奏し、そのあとに司会が挨拶する形が多い。開演の挨拶と曲紹介は影アナではなく司会の原稿。

開演後のロビー(遅れて来た方へ)

読むタイミング:開演後、演奏が続いている間にロビーだけへ流す。ロビー専用のスピーカーがあるかはホールに確認

演奏会・発表会|約66字・約15秒

「ただいま、演奏中でございます。客席へのご入場は、曲と曲の間に係員がご案内いたします。ご案内まで、ロビーにて今しばらくお待ちください。」

💡 受付係が口頭で伝えれば足りる会場も多い。アナウンスにするのは、ロビーが広いときと、遅れて来る人が多い日(平日夜・雨の日)。扉は曲の拍手の間に開ける。

休憩入り(15分)

読むタイミング:前半最後の曲の拍手が収まり、客電が上がったら。司会が舞台で休憩を案内した場合は、お手洗い以降だけ読む

演奏会・発表会|約96字・約20秒

「ただいまより、〔15分間〕の休憩でございます。第2部は、〔◯時◯分〕に開演いたします。お手洗いは、〔ロビーの左右〕にございます。客席内でのご飲食はご遠慮ください。お席を離れる際は、貴重品をお持ちください。」

💡 再開は「◯分後」ではなく時刻で言う。女性用お手洗いは15分では足りないことが多いので、混む会場では20分取るか、再開を1〜2分待つかを受付と決めておく。

休憩明け(再開5分前・2分前)

読むタイミング:再開5分前の1ベルのあと。2分前にもう一度、最初の一文だけを読む

演奏会・発表会|約82字・約15秒

「まもなく、第2部を開演いたします。ロビーにおいでのお客様は、お早めにお席にお戻りください。休憩中に携帯電話をお使いになったお客様は、今一度、電源をお確かめください。」

💡 第2部の着信音の多くは、休憩中にスマホを使った人の電源の入れ忘れ。最後の一文は省かない。

花束・プレゼントの受付

読むタイミング:開場中に1回。注意事項とは分けて読む。終演後にロビーで面会しない演奏会では必ず入れる

演奏会・発表会|約108字・約20秒

「ご来場のお客様にご案内いたします。出演者への花束・プレゼントは、ロビーの〔受付〕にてお預かりしております。演奏中に、客席から舞台へお渡しいただくことはできません。また、終演後の楽屋へのご訪問は、ご遠慮いただいております。」

💡 受付では宛名の札を付けて預かり、終演後に楽屋へ運ぶ。ロビーで面会できる演奏会なら、最後の一文を「出演者へのご挨拶は、終演後にロビーにてお願いいたします」に差し替える。

終演

読むタイミング:アンコールのあと、客電が上がったら。司会が舞台で終演を告げた場合は、花束の一文以降だけ読む

演奏会・発表会|約143字・約30秒

「これをもちまして、本日の公演はすべて終了いたしました。ご来場、誠にありがとうございました。お預かりした花束・プレゼントは、責任をもって出演者にお渡しいたします。〔アンケートは、出口の回収箱へお願いいたします〕。お忘れ物のないよう、今一度お手回りをお確かめのうえ、お気をつけてお帰りください。」

💡 「すべて終了いたしました」がアンコールの拍手を止める合図。出口が混むホール(1,000席以上・出口が少ない)は、規制退場の原稿を続けて読む。

写真撮影の可否:差し替え文

撮影のルールは、主催が公演全体で1つに決めてから影アナに入れます。1ベルの原稿の撮影の文(「許可のない写真撮影・録音・録画は〜」)を、次のどれかと入れ替えてください。

撮影の扱い差し替え文(コピペOK)使う場面・メモ
撮影NG(標準)「許可のない写真撮影・録音・録画は、携帯電話のカメラを含め、固くお断りいたします。」1ベルの原稿にそのまま入っている文
カーテンコールのみ「演奏終了後のカーテンコールに限り、スマートフォンでの写真撮影を許可しております。演奏中の撮影・録音・録画はご遠慮ください。」撮ってよい時間の始まりを、司会か影アナで合図する
家族の出演中のみ「ご家族の出演中に限り、お席からの写真撮影を許可しております。フラッシュ・三脚のご使用と、お席を立っての撮影はご遠慮ください。」ピアノ・バレエの発表会。動画も可にするかは主催が決める
記録撮影が入る日「本日は記録のため、主催者によるビデオ・写真の撮影を行っております。お客様が映り込む場合がございますので、あらかじめご了承ください。」撮影NGの文と一緒に読む

吹奏楽・合唱・ピアノ発表会で足す一文

演奏会の種類によって、客席にお願いしたいことが1つずつ違います。上の原稿に、次の一文を足すか差し替えます。

演奏会の種類足す一文(コピペOK)入れる場面・理由
吹奏楽の定演「休憩中は、第2部の準備のため、幕を下ろしております。」休憩入りに足す。ひな壇・打楽器の大転換を客席に見せない日に
合唱の演奏会「拍手は、各ステージの最後の曲のあとにお願いいたします。」1ベルに足す。組曲の途中で拍手が入ると、次の曲の入りが乱れる
ピアノ発表会「客席への出入りは、演奏者が入れ替わる間にお願いいたします。」1ベルの「曲と曲の間」を差し替える。1人ずつ出る発表会は入れ替わりが曲間
オーケストラ「楽章の間の拍手は、お控えいただきますようお願いいたします。」入れるかは主催の方針次第。入れない団体も多い

吹奏楽の演奏会でステージの並びを決めるときは吹奏楽のステージ配置図の作り方も参考にしてください。休憩中に幕を下ろして直す範囲は、第1部と第2部の配置図を並べると決まります。

影アナのマイク位置も、配置図に1行
袖マイクを上手に置くか下手に置くか、司会のスタンドマイクはどこか。セット図くんなら各部の配置図をブラウザで作り、PDFと共有リンクでホールの舞台スタッフに渡せます。
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影アナ原稿テンプレートをA4 PDFでダウンロード(無料)

上の原稿をA4・4ページにまとめたPDFです。1ページ目が対バン・イベント用、2ページ目がワンマン用、3ページ目が注意事項の定型文パーツ集と読み上げ秒数の早見表・読む前のチェックリスト、4ページ目が演奏会・発表会(ホール)用。印刷して舞台袖に置き、下線の部分を手書きで埋めればそのまま読めます。改変・配布は自由です。

影アナ原稿テンプレート(対バン・イベント用・A4)のプレビュー。公演名・日付・読む人・きっかけの記入欄と、開場中・開演5分前・開演直前・開演押し・転換中・終演・物販案内の7場面の原稿、各原稿の字数と秒数の目安
🎙️ 対バン・イベント用(1ページ目)
開場中・開演5分前・開演直前・開演押し・転換中・終演・物販案内の7場面。公演名・読む人・きっかけの記入欄つき。
影アナ原稿テンプレート(ワンマンライブ用・A4)のプレビュー。開場中・開演5分前・開演直前・休憩・終演・規制退場・特典会案内の7場面の原稿
🎤 ワンマン用+定型文パーツ集(2〜3ページ目)
開場中・開演5分前・開演直前・休憩・終演・規制退場・特典会の7場面。3ページ目は注意事項の定型文14種と秒数早見表、読む前チェック8項目。
影アナ原稿テンプレート(演奏会・発表会用・A4)のプレビュー。演奏会名・日付・ホール・ベルの記入欄と、開場中・1ベル・本ベル・開演後のロビー・休憩入り・休憩明け・花束の受付・終演の8場面の原稿、撮影の可否の差し替え文
🎻 演奏会・発表会用(4ページ目)
開場中・1ベル・本ベル・開演後のロビー・休憩入り・休憩明け・花束の受付・終演の8場面。撮影の差し替え文(カーテンコールのみ・家族の出演中のみ・記録撮影)つき。

使い方は3ステップです。① 印刷して公演名・時刻・物販(演奏会なら花束の受付)の場所を書き込む → ② 撮影可否と非常口の文言を会場に確認して差し替える → ③ 声に出して1回読み、秒数を測って香盤表に「18:55 影アナ(60秒)」と書く。読む人が当日変わっても、この紙が袖にあれば誰でも読めます。

注意事項アナウンスの定型文パーツ集(組み合わせて自分の原稿を作る)

注意事項は会場・公演ごとに必要な項目が違います。「ご来場のお礼 → 注意事項(必要な項目だけ)→ 開演予告」の順に、次のパーツを並べれば自分の公演用の原稿ができます。ライブハウスは飲食OKの会場が多いので、ホール向け原稿にある「客席内での飲食はご遠慮ください」をそのまま読まないよう注意してください。撮影は「NG」「条件つきOK」のどちらか一方を選びます。

項目定型文(コピペOK)使う場面・メモ
撮影・録音NG「会場内での録音・録画、および許可のない撮影は固くお断りいたします。」基本形。ライブハウスの定番
撮影OK(条件つき)「本公演は、演奏中のスマートフォンでの写真撮影を許可しております。フラッシュ・動画の撮影・録音はご遠慮ください。また、周囲のお客様の視界を遮らないよう、腕を高く上げての撮影はお控えください。」許可する範囲と禁止する範囲を一文ずつ分ける
携帯電話「携帯電話・スマートフォンは、電源をお切りいただくか、マナーモードに設定してください。」着席公演は「電源オフ」、ライブハウスは「マナーモード」で十分
喫煙「会場内は禁煙です。喫煙は所定の喫煙所でお願いいたします。」ホール原稿の「飲食禁止」はライブハウスでは読まない
荷物・ロッカー「大きなお荷物は、ロッカーまたはクロークをご利用ください。ステージ前方へのお荷物のお持ち込みはご遠慮ください。」スタンディング会場。開場中の案内で
押し合い・ダイブ「ステージ前方での押し合い、モッシュ・ダイブなどの危険な行為は固くお断りいたします。」会場のルールに合わせる。禁止しない会場もある
体調不良・水分「ご気分がすぐれない場合は、無理をせず、お近くのスタッフにお声がけください。こまめな水分補給をお願いいたします。」夏場・満員のときは必ず入れる
非常口「非常口の位置を今一度ご確認ください。非常の際はスタッフが誘導いたしますので、指示に従ってください。」会場の規定文言があれば必ずそちらを使う
再入場「再入場の際は、入口にてチケットの半券(リストバンド)をご提示ください。」再入場不可の会場では「再入場はできません」に
ドリンク「ドリンクチケットは、ドリンクカウンターにてお引き換えください。」開場中の案内で。終演後に交換可なら一言添える
SNS投稿「本日のセットリスト・写真のSNSへの投稿は、公演終了後にお願いいたします。」配信・ネタバレ対策。撮影OK公演とセットで
終演予定「終演は〔◯時◯分〕ごろを予定しております。」帰りの交通を気にする客層(平日夜・遠征客)に効く
出待ち・近隣「会場周辺での出待ち・入り待ち、および近隣のご迷惑となる行為はご遠慮ください。」終演アナウンスに1文
開演押し「開演時刻が〔◯〕分ほど遅れます。ご迷惑をおかけいたしますが、今しばらくお待ちください。」理由は「機材調整のため」が汎用

パーツを選ぶ目安は、開演5分前の注意事項で5〜6項目・250字前後。それ以上は聞き流されるので、荷物・ドリンク・物販のような案内系は開場中のアナウンスに逃がします。モッシュ・ダイブの可否や撮影ルールは会場と出演者の両方に確認を。

読み上げ秒数の早見表(字数→秒数)と場面別の目安

アナウンスの読み上げ速度は1分間に300字が標準(ニュース読みの基準と同じ)です。影アナは落ち着いてやや遅めに読むので、1分250〜300字で見積もると本番でほぼ合います。

字数読み上げ時間この長さに収まる場面
100字約20秒開演直前の「まもなく開演」/物販の一言案内
150字約30秒転換中の案内/終演(短め)
200字約40秒開場中の案内/終演(物販あり)
250字約50秒開演5分前の注意事項(標準)
300字約60秒開演5分前(撮影ルールが複雑なとき)/規制退場
450字約1分30秒上限の目安。これより長い原稿は2回に分ける

場面ごとの「1回あたり」の目安は次のとおりです。

場面1回の目安入れる内容
開場中の案内30〜40秒組数・開演時刻・物販・ロッカー
開演5分前(注意事項)45〜60秒撮影・携帯・危険行為・体調・非常口
開演直前10〜15秒「まもなく開演」だけ。すぐ暗転
転換中15〜25秒次の出演者・開始時刻・飲み物
終演30〜40秒お礼・物販・忘れ物・近隣配慮
規制退場40〜60秒+呼び出しブロック呼び出しは1回10秒
💡 「5分前アナウンス」は5分前に読み始めない。60秒の原稿なら、読み終わりが開演4分前になるよう5分30秒前から読み始めます。開演直前の「まもなく開演です」は15秒以内に短く。長い注意事項は開演5分前までに済ませておくのがコツです。
影アナのきっかけは香盤表に、立ち位置はセット図に
「18:55 影アナ(袖マイク)→19:00 暗転→SE→登場」の時間の流れはタイムテーブル・香盤表へ、影アナ用マイクの位置と各パートの立ち位置はセット図へ。セット図くんならブラウザだけで1分、PDF・共有リンクで渡せます。
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影ナレ・MCとの違い

似た言葉との違いを表で整理します。現場によって呼び方は揺れますが、おおまかな使い分けは次のとおりです。

用語意味・使われ方
影アナ客席から見えない場所で読む場内アナウンス全般。開演前の諸注意・開演案内・終演案内など「事務連絡」寄りの内容が中心
影ナレ(影ナレーション)ほぼ同義で使われるが、演出としての語りのニュアンスが強い。アイドルや声優イベントでは、出演者やゆかりのある人物が影ナレを読むこと自体が「開演前のお楽しみ」として演出化している
MC・司会ステージ上に姿を見せて進行する人。姿が見えるかどうかが影アナとの一番の違い。バンドが曲間に話すMCの例文はライブMCの例文40選へ
場内BGM(客入れSE)開場中に流れる音楽。影アナはこのBGMを一時的に下げて読まれる。詳しくはSE(入場SE・出囃子)とは

影アナのタイミングと内容一覧

影アナは1回だけではなく、公演の節目ごとに数回入ります。ホール公演の標準的なパターンです(ライブハウスの対バンでは開演前1回+転換中+終演後、ということが多いです)。ホールでの原稿は演奏会・発表会の影アナ原稿にあります。

タイミング主な内容
開場中座席・クロークの案内、グッズ販売の告知、非常口の確認のお願い
開演15分前ご来場のお礼、注意事項(撮影・録音・飲食・喫煙)、携帯電話の電源オフ
開演5分前「まもなく開演」の予告、お手洗い・お席への着席の呼びかけ
開演直前「お待たせいたしました。まもなく開演です」。この後、暗転→SEまたは板付きで本編へ
転換中(対バン)前の出演者へのお礼、次の出演者と開始時刻、飲み物・物販の案内。転換の残り時間が読めているときに
休憩(幕間)休憩時間の長さと再開時刻の案内
終演後終演のお礼、お忘れ物・規制退場(分散退場)の案内、物販・特典会の告知
💡 定番の注意事項は「①撮影・録音・録画の禁止(または許可範囲)②携帯電話の電源・マナーモード③飲食・喫煙④非常口の確認⑤(必要に応じて)規制退場のお願い」の5点セット。会場の規定で文言が決まっていることも多いので、まず会場に確認しましょう。
進行のきっかけ、口頭だけで共有していませんか?
影アナ→暗転→SE→登場……の流れは、進行表とセット図で共有するのが確実。セット図くんなら立ち位置と機材を1分で図面にできます。
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影アナは誰が読む?

影アナは生読み?録音(プリレコ)でもいい?

影アナには「生読み(当日その場で読む)」と「録音(プリレコーディング)」の2パターンがあります。どちらを選ぶかは、公演の規模と柔軟性で決めるのが基本です。

方式向くケース
生読みライブハウス・小規模ホール・自主企画。開演押し・座席案内・忘れ物対応など状況に合わせて文言を変えたいとき。読み手の一言で会場の空気が温まる副次効果もあり
録音(プリレコ)大規模イベント・記念公演・声優/アイドル系。ゲストや出演者本人に事前収録してもらうことで演出化。読み間違いのリスクもゼロ。押し対応が必要な場面(開演案内など)は生読みと組み合わせるのが定番

録音を使う場合は、開演直前の「まもなく開演」など時間が動きやすい部分は生読みに残すのが実務のセオリー。プリレコ音源はPA卓にwavまたはmp3で渡し、香盤表に「XX:XX プリレコ影アナ再生(1分12秒)」と尺まで書いておくとPAが操作しやすくなります。香盤表の書き方は別記事もどうぞ。

影アナは英語でなんと言う?

「影アナ」は日本の現場用語で、英語に一語の直訳はありません。場面に応じて次のように言い分けます。

英語表現意味・使われ方
pre-show announcement開演前アナウンス。影アナに最も近い一般的な言い方
house announcement場内アナウンス。house=客席・場内を指す劇場用語
voice of god(V.O.G.)姿の見えない進行アナウンスを指すイベント業界のスラング。式典・授賞式の「どこからともなく聞こえる声」のこと。ニュアンスが影アナに一番近い
curtain speech開演前に登壇して行う挨拶。姿が見える点で影アナと異なり、MC寄り
💡 定番フレーズ:「Ladies and gentlemen, welcome to ◯◯. Please turn off your cell phones.(皆さま、◯◯へようこそ。携帯電話の電源はお切りください)」。海外アーティストの来日公演では、英語と日本語の2か国語で影アナが読まれるのが定番です。

自分たちで影アナを用意するときのチェックリスト

自主企画で影アナを用意することになったら、次を押さえれば失敗しません。

決めたきっかけは、香盤表・進行表の備考に「18:55 影アナ(袖マイク・◯◯担当・60秒)→19:00 暗転・SE」のように書いておくと、当日の口頭確認がほぼなくなります。対バン4組のタイムテーブルに落とし込む手順はライブのタイムテーブルの作り方へ。

影アナも「きっかけ」のひとつ。進行は書面で共有しよう

影アナ・暗転・SE・板付き——開演まわりは「きっかけ」の連続です。時間の設計図=香盤表・進行表、空間の設計図=セット図・回線表。この2系統が書面で揃っていれば、リハは確認だけで進み、本番の立ち上がりがピタッと決まります。ライブハウスに出す書類の全体像はライブハウスの提出物一覧にまとめています。

立ち位置と機材の共有は、セット図くんで1分
ブラウザだけでセット図・回線表を作ってPDF・リンクで共有。影アナ用マイクの位置も書き添えれば、PAさんへの説明はひと言で済みます。
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よくある質問(FAQ)

影アナとは何ですか?
客席から見えない場所(舞台袖や調整室など)からマイクで読み上げる場内アナウンスのことで、正式には「影アナウンス」といいます。開演前の諸注意、開演・休憩・終演の案内が代表例です。姿を見せずに声だけを届けることから「影」と呼ばれます。
開演前アナウンス・場内アナウンスと影アナは同じものですか?
同じものを指します。ホールや演奏会では「開演前アナウンス」「場内アナウンス」と呼ぶことが多く、公共ホールの配布原稿では「陰アナウンス」「カゲアナウンス」と書かれていることもあります。どれも客席から見えない場所でマイクを使って読む案内のことで、舞台に立って話す司会は含みません。
演奏会・発表会の影アナ原稿は、ライブハウスと何が違いますか?
ホールの演奏会では、客席内の飲食が不可なのでロビーで、と案内します。開演の合図は1ベル(開演5分前の予鈴)と本ベル(定刻)なので、注意事項は1ベルのあとに読み、本ベルのあとに「ただいまより開演いたします」と読みます。途中入場は曲と曲の間だけにお願いし、花束・プレゼントはロビーの受付で預かる旨を開場中に伝えます。地震や避難誘導の文言はホールが指定していることが多いので、その部分はホールの原稿をそのまま読みます。
影アナの原稿は何秒くらいが目安ですか?
1回30〜60秒が目安です。読み上げ速度は1分300字が標準なので、150字なら約30秒、300字なら約1分です。開演5分前の注意事項は45〜60秒、開演直前の「まもなく開演」は15秒以内、転換中は15〜25秒、終演は30〜40秒にまとめると聞き手の負担がありません。60秒の原稿を「5分前」に読むなら、5分30秒前から読み始めます。
対バンとワンマンで影アナの原稿はどう変えればいいですか?
対バン形式では出演組数と開演時刻、転換中の次の出演者の案内、出演者ごとの物販の場所を入れます。ワンマンでは公演名を正式名称で読み、撮影可否、終演後の規制退場や特典会の案内、次回公演の告知を入れるのが定番です。注意事項の本体(撮影・携帯・危険行為・非常口)は共通です。
転換中のアナウンスでは何を言えばいいですか?
演奏した出演者へのお礼、転換中であること、次の出演者名と開始予定時刻、飲み物・お手洗い・物販の案内の4点を15〜25秒で伝えます。例:「◯◯の演奏でした。ただいまステージ転換中です。次の出演は△△、◯時◯分からを予定しております」。押している場合は開始予定時刻を言わず「準備が整い次第」とします。
撮影OKのライブでは影アナで何と言えばいいですか?
「本公演は演奏中のスマートフォンでの写真撮影を許可しております。フラッシュ・動画の撮影・録音はご遠慮ください。周囲のお客様の視界を遮らないよう、腕を高く上げての撮影はお控えください」のように、許可する範囲と禁止する範囲を一文ずつ分けて読みます。出演者ごとに可否が違う対バンでは、転換中のアナウンスで組ごとに伝えます。
影アナと影ナレの違いは何ですか?
ほぼ同じ意味で使われますが、影アナは注意事項や開演案内など事務連絡寄りの場内アナウンス、影ナレは演出としての語りのニュアンスが強い言葉です。アイドルや声優のイベントでは、出演者本人が読む影ナレが開演前の名物になっていることもあります。
影アナは誰が読みますか?
ライブハウスの対バンイベントでは会場スタッフやPAが定型のアナウンスを流すのが一般的です。自主企画や発表会では主催側が原稿を用意して読み、式典や大規模公演ではプロのナレーターに依頼することもあります。
影アナの原稿はどう作ればいいですか?
ご来場のお礼→注意事項(撮影・録音・携帯電話・危険行為・非常口)→開演予告、の順で30秒〜1分以内にまとめるのが基本です。この記事の場面別テンプレート(対バン/ワンマン別)とA4 PDFをベースに、公演名・物販の場所・撮影可否を書き換えれば完成します。耳で聞いて分かる話し言葉で書き、非常口関連の文言は会場の規定を必ず確認してください。
影アナを読むときのコツはありますか?
思っている1.5倍ゆっくり、少し低めの声で、文を短く区切って読むことです。緊張すると早口になりやすいためです。読み始めの前に場内BGMを下げてもらうよう、PAさんときっかけを合わせておくことも大切です。
影アナは録音(プリレコ)でもいいですか?
使えます。大規模イベント・記念公演・声優/アイドル系ではゲストや出演者本人の事前収録音源を影アナに使うことで演出化するのが定番です。ただし開演押しなど時間が動く場面では生読みが有利なため、実務では録音と生読みを組み合わせるのが安全です。
影アナと開演SE、どちらが先ですか?
影アナ→BGMダウン→暗転→SE(出囃子)→出演者登場、の順が基本です。影アナで「まもなく開演」を伝え、音を落として暗くしてから、開演SEで本編に入る流れです。
規制退場の影アナはどう読めばいいですか?
終演のお礼→規制退場への協力依頼→待機のお願い→ブロックの呼び出し、の順で読むのが基本形です。例:「本日の公演はすべて終了いたしました。ただいまより混雑緩和のため、スタッフの案内による規制退場を行います。アナウンスがあるまでその場でお待ちください。まず◯◯ブロックのお客様からご退場ください」。その後のブロックごとの呼び出しは、進行に合わせて生読みで対応します。
影アナは英語でなんと言いますか?
一語の直訳はありません。開演前の諸注意はpre-show announcement、劇場の場内アナウンスはhouse announcementが近い表現です。姿の見えない進行アナウンスを指すvoice of god(V.O.G.)という業界スラングもあります。登壇して挨拶するcurtain speechは、姿が見える点で影アナとは区別されます。