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ビッグバンドの配置図・並び方|ひな壇の段数とマイク本数、17人の標準配置【A4シート無料】

公開:2026年10月22日 ・ 運営:LOCAL POWER株式会社(セット図くん)

ビッグバンドの配置図で迷うのは、誰がどこに座るのか、ひな壇は何段いるのか、マイクは何本頼むのかの3つです。標準の17人(サックス5・トロンボーン4・トランペット4・リズム隊4)は、吹奏楽の配置図とも、4ピースのバンドのセット図とも書き方が違います。結論から言うと、前列サックス・中段トロンボーン・後段トランペットの3列で、リズム隊は下手にまとめる。この記事では、セクション内の並び順の流儀、ひな壇の段数と高さの実例、ホール・ライブハウス・学祭野外でのマイク本数、椅子・譜面台・平台の数え方、人数が欠けたときの変形までを、そのまま印刷して埋められるA4シート(無料・PDF4ページ)つきで解説します。

17人の配置図、図にすれば1枚で伝わります
四角を3列に並べてパート番号を書き、ひな壇の段とマイクを添えるだけ。スマホで作って、PDFと共有URLでそのままホールや実行委員に渡せます。登録不要・完全無料。
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結論:3列+リズム隊は片側。配置図に書くのは「並び・段・本数」の3つ

ビッグバンドの配置図でホールや会場に伝えることは、突き詰めると3つです。17人分の椅子と譜面台を並べるのは舞台係で、当日の朝この紙を見てそのとおりに組みます。だから評価されるのはきれいな図ではなく、数と位置が合っている図です。

💡 ビッグバンドは「縦の列」で考えます。吹奏楽が扇形に広がるのに対し、ビッグバンドはサックス・トロンボーン・トランペットの3列が前後に重なり、各列の中央にリード奏者が縦一直線に並びます。この構造が決まれば、あとは列ごとに段と本数を数えるだけです。

標準の17人は、次の内訳です。人数が違うときの変形は後半にまとめました。

セクション人数役割と置き場所
サックス5本アルト2・テナー2・バリトン1。前列。リードはアルト
トロンボーン4本3本+バストロンボーン1。中段。スライドの前に空間がいる
トランペット4本後段。いちばん音が通るので、いちばん高い段か立奏
リズム隊4人ピアノ・ギター・ベース・ドラム。片側(下手)にまとめる

この記事は17人の並びとひな壇とセクションマイクに絞っています。コンクールに出す吹奏楽の様式は吹奏楽のステージ配置図の作り方、ロックバンドに管が2〜4本入る場合のマイクは別の記事で扱います。

17人の標準配置図——前列Sax・中段Tb・後段Tp、リズム隊は下手

まず全体の形です。ジャズのビッグバンドで長く使われてきたブロック配置は、サックスを一列に、その後ろにトロンボーン、さらに後ろにトランペットを置きます。ニューヨークのビッグバンドを率いる編曲家デイヴィッド・バーガーは、リハーサルに着いて最初にやることを「椅子と譜面台をこの形に並べること」と書いています。

▲ 17人の標準形。前列サックス(青)・中段トロンボーン・後段トランペット(橙)の3列で、Tb は Sax の間、Tp は Tb の間に置く(スライドが前の人に当たらない)。リズム隊(茶・紫)は下手にまとめ、Dr は Tp の隣、Ba は Tb の隣、Pf は Sax の隣。数字はパート番号(T=テナー、A=アルト)で、各列のリード(1)が縦に並ぶ。ソロマイクは Sax 列の前のリズム隊寄り、Vo/MC マイクはセンター前。

図のポイントは4つあります。

💡 下手・上手は客席から見た向きです。図の左(下手)にリズム隊を置くのが標準ですが、舞台の形によっては上手でも構いません。ただしリズム隊4人は必ず同じ側に置きます。向きの基本は上手・下手とはにまとめています。

記号の描き方はセット図の作り方・書き方の早見表と同じで、四角=奏者(楽器名かパート番号を書く)、丸=ドラム、台形=返しです。吹奏楽のように○と×で書く様式を会場から渡された場合は、その様式に従ってください。

セクション内の並び順——サックスは流儀2種、金管は「2・1・3・4」

列が決まったら、列の中で誰がどこに座るかです。譜面の番号(1st・2nd…)と席順はバンドごとに違い、「これが正解」はありません。ただ、よく使われる型は2つに絞れます。並びは下手から上手へ(客席から見て左から右)で書いています。

セクション並び(下手→上手)理由・使っている楽団
サックス①2nd T → 4th T → 1st A → 3rd A → BariEllington・Louie Bellson が使った形。テナー2人が隣で合わせやすい。楽器店メディアでは「近年の主流」
サックス②2nd T → 3rd A → 1st A → 4th T → BariCount Basie・Mel Lewis・秋吉敏子らの形。リードをアルト2人で挟み、ハーモニーが混ざる
トロンボーン2nd → 1st → 3rd → 4th(Bass)時代や楽団を問わずほぼ同じ。リードが中央、ソロの多い2ndがリズム隊側、バストロンボーンは上手端
トランペット2nd → 1st → 3rd → 4thトロンボーンと同じ。Sax・Tb・Tp のリードが縦一直線になるように置く
💡 どの流儀でも共通なのは3つです。2ndテナーは下手端(ソロが多く、センターのマイクへ出やすい)、リードアルトは中央(両隣が聴いて合わせる)、バリトンは上手端(真後ろのバストロンボーンと低音をまとめる)。リードを端に置く並びはありません。

サックスの2つの流儀の違いは、真ん中のリードを挟む2人がテナーかアルトかだけです。テナー2人を隣にする①は「テナー同士で音を合わせやすい・経験の浅い3番4番の隣に教えやすい人を置ける」、アルト2人で挟む②は「ハーモニーがよく混ざる」が理由として挙げられます。メンバーで試して、決めたほうを配置図に番号で書くのが、トラ(サポート)が入ったときにもいちばん伝わります。

⚠️ 譜面の番号と「上手い順」は別です。2ndテナー・2ndトロンボーン・2ndトランペットはアドリブソロを多く受け持つ席、1stは最高音とメロディを吹く席です。配置図にパート番号を書いておくと、ソロマイクの位置を決めるときに「誰が一歩前に出るか」がそのまま分かります。
並び順を決めたら、図にして全員で共有
17人分の四角を3列に並べて番号を書くだけ。共有URLならメンバー全員で同じ図を見られます。
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ひな壇は何段?——Tb 1段・Tp 2段が標準、段がなければ Tp は立奏

ビッグバンドの配置図でいちばん抜けやすいのがひな壇(雛壇)です。後ろの列を高くするのは、トランペットの音を前列の頭越しに客席へ飛ばすためと、後列の顔を客席から見せるためです。標準はトロンボーン(とベース)を1段、トランペット(とドラム)を2段に載せる形です。

段高さの実例載せるもの・注意
段なしライブハウス・小さな会場Tp は立奏。Tb の椅子は Sax の間、Tp は Tb の間に置き、前の人の背中に吹かない
1段約15〜20cmTb(と Ba)を載せる。Tp は立奏で後ろから見せる。名古屋市のホールの1段=+15cm、Lakeside Jazz Festival の Tb 用=8インチ(約20cm)
2段約36〜42cmTp(と Dr)を載せる。Lakeside の Tp 用=14インチ(約36cm)、名古屋市のホールの2段=+42cm
3段以上約63〜68cmドラムだけ、または大編成の見せ場用。先に奥行が足りるかを会場に確かめる
💡 ひな壇は平台(ひらだい)を箱馬(はこうま)や開き足で持ち上げて組みます。平台は3尺×6尺(約91×182cm)が基本単位で、高さは12cm前後(所沢市のホールの例)。箱馬は高さ18〜33cm(名古屋市は0.6尺、所沢市は33cm)。演者が決めるのは段数と、何を載せるかまでで、組み方は舞台係が決めます。

段が1つしか組めないときは、トロンボーンをその段に載せ、トランペットは立奏にすればトロンボーンより高くなります。ニューヨークの老舗ジャズクラブのようにひな壇がまったくない会場では、トランペットが立って吹くのがいちばんの解決策で、デイヴィッド・バーガーのバンドも毎週の出演でそうしています。ただし立奏にしても、ドラムはピアノとベースの後ろに隠れたままなので、ドラムを見せたいならドラムだけ段に載せるという選択になります。

⚠️ 奥行を先に確かめてください。吹奏楽と違って、ビッグバンドのひな壇は段の上に「椅子+譜面台+トロンボーンのスライド」が載ります。平台1枚(奥行約91cm)では足りず、列ごとに2枚分の奥行が目安になります。学園祭の仮設ステージや小さなホールでは、2段を組むと客席側のサックス列が舞台の縁まで押し出されることがあるので、間口と奥行を会場に聞いてから段数を決めます。段の名前と寸法の決め方は吹奏楽の配置図のひな壇の節と同じです。

マイクは何本?——ホール・ライブハウス・学祭野外で6本から20本

ビッグバンドのマイク本数は、会場で決まります。もともと小さな会場で生音を聴かせる編成なので、音響反射板のあるホールでは「ソロとボーカルだけマイク」、生音が届かない野外では「全員マイク」と、同じ17人でも必要な本数が3倍変わります。3つの場面で分けて書くとこうなります。

場面拾い方本数の目安
ホール管は生音。ソロとボーカルだけマイクソロ用1〜2本+Vo/MC 1本+Ba(DI)+Pf・Dr は薄く=6〜8ch。返しは Vo・ソロ用に1〜2台
ライブハウスセクションマイクで列ごとに拾うSax 2〜3本・Tb 2本・Tp 2本+ソロ1本+Vo/MC 1本+Dr(TOP2+Kick)+Ba DI+Gt 1+Pf/Key ライン=約14〜16ch
学祭・野外全部マイクで拾う(生音が届かない)Sax 5本・Tb 2本・Tp 2〜4本+ソロ1本+Vo 1本+Dr 3本+Ba・Gt・Pf=約18〜20ch。持込PAの卓は24ch以上
💡 この数字は「17人を何本で拾うか」の目安で、上限は会場のマイクと卓のch数で決まります。ビッグバンドのPAを20年続けている音響家は、管のマイクは短いスタンド+グースネックで足元を空け、金管はSM57、ドラムはTOP2本が基本でキックは必要なときだけ、各管セクションに予備1ch、卓は24ch以上と書いています。

セクションマイクとは、奏者1人ずつではなく列ごとに2〜3本で拾うマイクのことです。野外のジャズフェスでビッグバンドを担当した音響家の例では、サックス5本はベルの至近で1人1本、トロンボーンは4人に2本、トランペットはあえて本数を減らして少し外し気味に向け、ピアノはライン、ギターはマイクとラインの両方、ベースはアンプが小さければマイクで拾っています。ライブハウスならこの形を少し減らしたものになります。

▲ ひな壇がないライブハウスの形。Tp は立奏にして Tb の頭越しに前へ飛ばし、列の並びはホールと同じ。マイクはセクションごとに2〜3本(Sax 3・Tb 2、Tp は減らして外し気味)+ソロ1本+Vo 1本。管のマイクは短いスタンドにグースネックで、足元の譜面台とぶつからないようにする。

ソロマイクとボーカルマイクはどこに置く?

マイク位置書き方のコツ
ソロマイクSax 列の前、リズム隊寄りソロの多い 2nd Tenor・2nd Tb・2nd Tp が一歩で出られる位置。管とリズム隊の間に細い通路を空ける
Vo/MCセンター前ボーカルはマイク+返し1台がセット。ソロマイクと兼用にしない(曲の途中で取り合いになる)
場立ちソロセクション前のグースネック奏者が自分でマイクをベルに向ける。立って吹く Sax のソロはこれで足りる
⚠️ ボーカルが入るなら、マイクと返しはセットです。「返しのないマイクは、目を閉じて車を運転するようなもの」とバーガーは書いています。17人の生音の前で歌うボーカルは、自分の声が返ってこないとピッチが取れません。ボーカルの返しだけは、ホールで生音の公演でも1台頼んでください。返しの頼み方は返し(モニター)とはにまとめています。

有線とワイヤレスは分けて書きます。ワイヤレスは受信機の数が上限で、横浜・ミズキーホールは6本まで、新宿SAMURAI は5本。17人の管を全部ワイヤレスにする前提は成り立たないので、管は有線(スタンド)、動く人だけワイヤレスが基本です。 周波数の申告はワイヤレスマイクをライブで使う注意点を参照してください。マイクを1本ずつ回線にする表は回線表(インプットリスト)の書き方にあり、ドラムのマイクの立て方はドラムのマイキングに分けています。

マイクの本数と位置も、図があれば一発で伝わります
セクションマイクとソロマイクを図に置いて、本数を書き添えるだけ。PDFと共有URLでそのまま提出できます。
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搬入チェックリスト——椅子・譜面台・譜面灯・平台・電源の数え方

配置図と一緒に出すのが数の表です。ホールの申込書には「椅子◯脚・譜面台◯台・ひな壇◯段・マイク◯本・電源◯口」を書く欄が並んでいて、ここが空欄だと舞台係が準備できません。17人の標準で数えるとこうなります。

品目17人の標準数え方のコツ
椅子管13脚(Tp 立奏なら9脚)+Gt 1脚ドラムはスローン持参、ピアノはピアノ椅子。ベースは立奏か高い椅子(「ベース椅子」を置くホールもある)
譜面台18台(17人+MC/指揮)+予備11人1台が原則。低く寝かせて正面に。所沢市のホールは10台しかなく、半分は持込か借用
譜面灯照明を落とすなら人数分ホールの灯付き譜面台は数に限りがある(名古屋市のホールで62台)。電源の延長も一緒に頼む
平台Tb 列=幅2枚×奥行2枚が目安3尺×6尺(約91×182cm)が単位。4人の列は幅約3.6m。奥行は椅子+譜面台+スライドで1枚では足りない
箱馬・足段ごとに会場が用意箱馬(高さ18〜33cm)や開き足で高さを作る。段数と高さだけ伝えれば組み方は舞台係が決める
電源下手のリズム側に2〜3口Ba アンプ・Gt アンプ・キーボード・譜面灯。延長ドラムの位置も図に書く
💡 譜面台は1人1台が原則です。2人で1台を覗き込むと身体が斜めになり、特にトロンボーンは横に置いた譜面台のせいでセクションから孤立します。低く寝かせた譜面台を正面に置くのが基本で、ベルがマイクや客席から隠れない高さにします。ホールの譜面台は数が限られている(所沢市のホールで10台)ので、人数分あるかを申込時に確かめ、足りなければ折りたたみ式を持ち込みます。

学園祭の野外ステージでは、これに加えて電源の容量と雨天の扱いを決める必要があります。学園祭・大学祭の野外ステージ配置図に、電源の計算と雨の日の段取りをまとめています。

人数が欠けた・ボーカル入り・ピアノなし——変形の書き方

学生バンドや社会人バンドでは、17人が毎回そろうほうが珍しいでしょう。足りないときの原則は「リードは中央のまま、端から減らす」、増えるときの原則は「リードは重ねない」です。

変形並びの変え方図に書くこと
Tb 3・Tp 3リードは中央のまま、4th の席を空ける「Tb 3(Bass Tb なし)」と人数を書く。椅子・譜面台も減らす
Sax 4バリトンなしなら上手端を空け、Bass Tb と Ba で低音「Sax 4(Bari なし)」。2nd テナーは下手端のまま
ボーカル入りセンター前(Sax 列の前)に Vo マイクソロマイクと別に1本+返し1台。曲ごとの出入りはセットリストに
ピアノなしGt がピアノの位置(Sax の隣)へキーボード持込なら電源と DI×2(ステレオ)を書く
Tp 5本「3・2・1・4・5」のように外側へ足す5本目は 4th と同じパートを重ねる。リードは重ねない

トラ(サポート奏者)が入る日は、配置図にパート番号で席を書いておくと、初めて来た人でも自分の椅子が分かります。トラの頼み方と当日の扱いはサポートメンバー・トラとはに、曲ごとのソロの割り振りはセットリストの書き方にまとめています。

💡 20人を超えるなら、2バンドに分ける案も現実的です。5本目のトランペットは4thと同じパートを吹く「重ね」になり、6本目以降はバランスを崩します。人数が多い学生バンドでは、A・Bの2バンドに分けて1曲ずつ交代する形がよく取られます。

リハーサルで確かめること(ひな壇のある会場は順番が大事)

ひな壇のある会場のリハは、段が組み上がってからでないと音が決まりません。段の上の椅子の位置がずれるとスライドが当たり、トランペットの高さが変わると客席への飛び方も変わるからです。この順で進めます。

  1. 段と椅子・譜面台の位置を先に固定する——配置図のとおりか、スライドの前の空間があるかを、座ってから確かめる
  2. リードの縦の列を合わせる——Sax・Tb・Tp のリードが縦に並んでいるかを客席側から見る
  3. ソロマイクの位置と通路——2nd の席からソロマイクまで、譜面台を倒さずに出られるか
  4. いちばん大きい曲と、いちばん小さい曲——フルバンドのシャウトと、リズム隊だけのバラードを1コーラスずつ。PAはこれで音量の上限と下限を決められる
  5. ボーカルと返し——ボーカル曲があれば、必ず17人が鳴っている状態で返しを確かめる

リハ全体の流れはサウンドチェック・リハの流れに、演奏会のタイムテーブルと転換は定期演奏会の進行表にまとめています。

ビッグバンド配置図シート(A4・4ページ)を無料ダウンロード

ここまでの内容を、そのまま印刷して埋めるだけのA4シートにしました。1ページ目が記入用(セクションごとの人数・並び・椅子と譜面台・マイク・段の表、3列の配置図、ひな壇・返し・電源・持込の欄)、2ページ目が17人の記入例、3ページ目が並び順・ひな壇・マイク本数の早見表、4ページ目が搬入の数え方・変形・提出前チェック13項目です。登録不要・完全無料、印刷も配布も改変も自由です。

ビッグバンド配置図シート(A4・記入用)のプレビュー。サックス・トロンボーン・トランペット・リズム隊・ボーカルのセクションごとに人数・並び・椅子と譜面台・マイク・段を書く表、3列の配置図を描く方眼、ひな壇の段数・返しの台数・電源・持込機材を書く欄
🎷 記入用(1ページ目)
セクション表 → 配置図 → ひな壇・返し・電源・持込の順に上から埋める1枚。1行=1セクションなので、椅子と譜面台の数え間違いが起きません。
ビッグバンド配置図シートの記入例。17人の大学ジャズオーケストラがホールの定期演奏会に出る想定で、前列サックス5人・中段トロンボーン4人(1段)・後段トランペット4人(2段・立奏)、下手にリズム隊、ソロ用とボーカル用のマイク、返し2台、電源3口まで書いた例
✏️ 記入例(2ページ目)
17人(Sax5・Tb4・Tp4・Rhythm4)+MCがホールの定期演奏会に出る想定で、並び・段・マイク・電源・持込まで最後まで埋めてあります。
ビッグバンドの配置早見表。サックス・トロンボーン・トランペットの並び順の流儀、ひな壇の段数と高さの実例、ホール・ライブハウス・学祭野外のマイク本数の目安、ソロマイクとボーカルマイクの位置
📋 早見表(3ページ目)
並び順の流儀・ひな壇の高さ・マイク本数の3場面・ソロマイクの位置を1枚に。4ページ目は搬入の数え方・変形・提出前チェック13項目です。

使う順番は3ステップです。① 3ページ目の早見表で並び順の流儀と段数を決める → ② 1ページ目のセクション表に人数・並び・椅子と譜面台・マイクを書く → ③ 配置図に3列を描き、ひな壇・返し・電源・持込の欄を埋める。この3つが埋まっていれば、当日ステージの組み方で止まることはまずありません。

まとめ

ビッグバンドの配置図、1分で作れます
四角を3列に並べてパート番号を書き、ひな壇とマイクを添えるだけ。PDFか共有URLでそのまま提出できます。
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よくある質問(FAQ)

ビッグバンドの標準的な並び方は?
前列にサックス5人、中段にトロンボーン4人、後段にトランペット4人を置く3列が標準で、ピアノ・ギター・ベース・ドラムのリズム隊は下手(客席から見て左)にまとめます。各列のリード(1st)は列の中央に座り、サックス・トロンボーン・トランペットのリードが縦一直線になるように置きます。トロンボーンの椅子はサックスの間、トランペットはトロンボーンの間に半分ずらすと、スライドが前の人に当たらず、客席からも全員の顔が見えます。
サックスの並び順はどれが正しいですか?
決まった正解はなく、よく使われる型が2つあります。下手から「2ndテナー・4thテナー・1stアルト・3rdアルト・バリトン」の並びと、「2ndテナー・3rdアルト・1stアルト・4thテナー・バリトン」の並びです。前者はエリントン楽団などが使い、楽器店メディアでは近年の主流と紹介されています。後者はカウント・ベイシー楽団やメル・ルイス楽団、秋吉敏子さんのバンドなどが使う形です。どちらも2ndテナーが下手端、リードアルトが中央、バリトンが上手端という点は共通で、リードを端に置く並びはありません。
トランペットは立って吹きますか?ひな壇は何段必要ですか?
標準はトロンボーン(とベース)を1段、トランペット(とドラム)を2段に載せる形です。ひな壇が1段しか組めないときはトロンボーンをその段に載せ、トランペットは立奏にするとトロンボーンより高くなります。ひな壇のまったくないライブハウスでも、トランペットを立奏にするのがいちばんの解決策です。ただし立奏にしてもドラムはピアノとベースの後ろに隠れたままなので、ドラムを見せたいならドラムだけ段に載せます。
ひな壇の高さはどれくらいですか?
会場の平台と箱馬の組み合わせで決まります。実例では、名古屋市のホールの段が1段で15cm、2段で42cm、3段で68cm、米国のジャズフェスティバルの規定がトロンボーン用8インチ(約20cm)、トランペット用14インチ(約36cm)です。平台は3尺×6尺(約91×182cm)が基本単位で高さは12cm前後、箱馬は高さ18〜33cmです。演者が決めるのは段数と何を載せるかまでで、組み方は舞台係が決めます。奥行は椅子と譜面台とスライドが載るので、列ごとに平台2枚分が目安です。
ビッグバンドのマイクは何本必要ですか?
会場で決まります。音響反射板のあるホールで生音が基本なら、ソロ用1〜2本とボーカル・MC用1本、ベースのDI、ピアノとドラムを薄く拾う程度で6〜8chです。ライブハウスなら列ごとのセクションマイク(サックス2〜3本・トロンボーン2本・トランペット2本)にソロ1本・ボーカル1本・ドラム3本・ベースDI・ギター1本・ピアノのラインで14〜16ch。生音が届かない学園祭の野外では全員を拾って18〜20chになり、持ち込みPAの卓は24ch以上が目安です。ワイヤレスは受信機の数が上限で、ホールで6本、ライブハウスで5本という例があります。
ソロマイクはどこに置けばいいですか?
サックス列の前で、リズム隊寄りの位置です。ソロを多く受け持つ2ndテナー・2ndトロンボーン・2ndトランペットはリズム隊に近い席に座るので、管とリズム隊の間に細い通路を空けておくと一歩で出られます。ボーカルがいる場合は、センター前にボーカル用のマイクを別に1本立て、ソロマイクと兼用にしません。立って吹くサックスのソロは、セクション前のグースネックのマイクを奏者が自分でベルに向ける形で足ります。
椅子と譜面台は何台用意しますか?
17人の標準なら、椅子は管楽器13脚(トランペットが立奏なら9脚)とギター1脚で、ドラムはスローン持参、ピアノはピアノ椅子、ベースは立奏か高い椅子です。譜面台は1人1台が原則なので17台にMC・指揮用1台と予備1台を足して18〜19台、照明を落とす曲があるなら譜面灯も人数分です。ホールの譜面台は10台程度しかないところもあるので、申込時に本数を確かめ、足りなければ折りたたみ式を持ち込みます。電源はベースアンプ・ギターアンプ・キーボード・譜面灯で、下手のリズム側に2〜3口が目安です。
人数が足りないときの並びはどうしますか?
リードは中央のまま、端から減らすのが原則です。トロンボーンやトランペットが3本なら4thの席を空け、サックスが4本でバリトンがいなければ上手端を空けてバストロンボーンとベースで低音を支えます。配置図には「Tb 3(Bass Tb なし)」のように人数を明記し、椅子と譜面台の数も減らします。逆に人数が多いときはリードを重ねず、5本目のトランペットは4thと同じパートを外側に足すか、20人を超えるなら2バンドに分けます。